教員を目指して、本校で教育実習を行っている実習生の研究授業が行われます。
5年道徳「手品師」です。
「手品師」は、「誠実に生きる」ことを主題とした教材で…
子供たちに、自分自身に正直に向き合うこと…
他者の立場や気持ちに配慮し真心をもって接することの価値を問います。
実習生による教材文の範読…
子供たちが主題に迫れるように、間を取りながら読み進めます。
子供たちは、登場人物の心の揺れを感じ取りながら…
行動の背景について思いを巡らします。
もし、自分だったら、どのように行動したでしょうか?
誠実に行動することは、簡単なことではありません。
子供たちは、迷いながらも、ネームプレートを置き、自分の考えを位置付けます。
どうしてそのような行動をするのか…
互いに意見を出し合う中で…
誠実な行動に対する捉え方の異同が、明らかになっていきます。
自分のことよりも幼い男の子との約束を優先した手品師の気持ちを想像してみます。
男の子の笑顔を見て安心した手品師…
しかし、そこに後悔の念もあったのではないか…
素直な子供たちの考えが書き記されていきます。
誠実に行動することの大切さは、きっと理解できるはずです。
しかし、いつも誠実に行動できるかどうかは???
そんな、迷いや弱さと向き合う姿こそが…
みんなにとっての誠実な姿なんだよ…
期間限定の実習生だからこそ、子供たちの心に響く言葉もあるようです。