高岡市内外の先生方が60人以上参加して…
「第3回リーディングDXスクール研究会」が行われます。
公開授業の会場にも、多くの先生方が集まられました。
公開した授業は、6年算数「データの調べ方」です。
子供たちは、これまでにデータと読み取るための””代表値”として…
”平均値”や”最頻値”、”中央値”などについて学んでいます。
また、数値のばらつきをみるために…
”ドットプロット”や”ヒストグラム”に表すことも学んできています。
今回、データを分析して、結論を導き出さなければならないのは…
クラス対抗スポーツ大会の「ソフトボール投げ」に出場する代表選手は…
Aさん、Bさん、Cさんのうち誰がよいのか?
これまでの15回の練習結果から決定する…という問題です。
子供たちが個別に考えた段階では…
”最小値”が最も高く、”ドットプロット”でもばらつきが少ないBさんがよいという意見が大半でしたが…
子供たちの中から出てきた「調子」という言葉で…
ばらつきだけでなく、時間経過も考慮して判断しなくてはいけないのではないか?
…という考えが生まれてきました。
ドットプロットづくりを経験していた子供の中には…
平均値、中央値、最頻値では、劣るものの…
後半に向けて調子を上げてきているCさんの存在に気付く子供も出てきました。
新たに先生が提示した15回分の折れ線グラフを参考にして…
子供たちが、友達と意見交換を始めます。
学習専用端末で、様々なデータや友達の考えを見ることができるので…
話したいと思う友達のところに行って…
意見交換をすることができます。
参観の先生たちも、子供の言葉に耳を傾けながら、活動を見守ります。
友達との意見交換を通して…
見直したり深めたりした考えを、再度、共有シートに入力していきます。
子供たちが入力している手元の様子は…
大型モニターでも確認できるようになっています。
多くの先生たちに見守られ、緊張する中でも…
子供たちは、自分なりの結論を出そうとがんばっていました。
最後の振り返りの場面では…
この時間に考えが変わった子供も…
変わらなかった子供もいましたが…
正解のない問題に対して、真剣に向き合い…
根拠となるデータを示しながら、多くの友達とやり取りすることを通して…
よりよい結論の出し方について考えを深めることができたようです。