5年 稲刈り体験
多目的ルームに集合して、「米ニュケーション田 稲刈り体験」の開会式を行います。
5月に5年生が植えた稲が大きくなり、いよいよ収穫の時を迎えました。
今日は、JA高岡青年部・女性部の方々のご協力で稲刈りを体験します。
現代では、もちろんコンバインで稲刈りが行われますが…
米づくりの喜びと苦労を肌で感じるため…
鎌を手に、田んぼに入ります。
稲刈りは、今日のような晴れた日がベストです。
稲が乾いている方が刈りやすく、束ねやすいからです。
稲を刈るときは…
腰を落として安定した姿勢を取り…
稲の根元を束ねてしっかりと握って…
斜めに鎌を入れて引くとスムーズに切れます。
鎌による稲刈りは、弥生時代にはすでに始まっていたそうです。
以降、江戸時代まで、稲刈りはすべて人力と鎌によって行われていました。
明治初期から、稲刈り専用の鋸鎌が普及し始め、作業効率が向上したとのことです。
この時代も、基本的には家族総出の手作業が主流でした。
昭和に入って、1940年代にコンバインが登場し、稲刈りの機械化が始まりました。
それでも、高度経済成長期(1950〜1970年代)までは、地方や山間地では手作業が一般的でした。
昭和30年代(1955年頃)までは、農繁期には、小学校が休校になる地域も多く、子供たちも稲刈りを手伝っていたようです。
平成に入ると、機械化が全国的に進み、手作業での稲刈りは急速に減少し…
今では、教育目的の農業体験や神事などで、手作業による稲刈りが残る程度です。
本校の5年生においても…
稲刈りをしたことがあるという子供は数人で…
ほとんどが初体験でした。
それでも、子供たちは、周囲の安全に気を配りながら…
鎌を上手に使って…
次々と稲を刈り取っていきました。
テレビや新聞各社が、この様子を取材に来て…
インタビューを受ける子供たちの姿も…
稲刈り体験で感じたことを…
うまく話すことができたでしょうか?
たくさんの稲を刈って、子供たちは大満足!
子供たちの後ろ姿にも、その奮闘ぶりが見て取れます。
使っていた鎌を返して…
横断幕を持って…
お世話になった方々といっしょに…
記念撮影です。
再び、多目的ルームに戻って、閉会式…
代表の子供が、お世話いただいたJAの方々にお礼の気持ちを伝えます。
田んぼを貸してくださり、ずっとお世話をしていただいた地域の方にも、お礼を言います。
88あると言われる米づくりの作業のたった2つを体験しただけですが、子供たちが改めてごはんのありがたさを感じることができる貴重な体験となりました。
ありがとうございました。