3年生

3年 算数「わり算」

わり算を使う場面としては、”等分除”と”包含除”という2通りの場面があります。

”等分除”とは,12個のものを3人に等分して1人分の個数を求めるといった、ある数量を等分したときにできる1つ分の大きさを求める場面です。

12÷3=4(個)

一方、”包含除”とは、12個のものを3個ずつ分けて何人に分けられるかを求めるといった、ある数量がもう一方の数量の幾つ分であるかを求める場面です。

12÷3=4(人)

「12÷3」の式になる問題を作ってみると、2通りの場面があることが分かります。

これらの場面を、かけ算でも表してみると…

4個ずつ3人分あるので、4×3…

3個ずつ4人分ある場合は、3×4・・・

答えは、いずれも12ではありますが、式の意味は異なります。

子供たちは、もちろん”等分除”と”包含除”という言葉は知りませんが…

 

「○人に等しく分けると何個になるか?」「○個ずつ配ると何人に分けられるか?」を区別して考えることは、立式するうえで大切なことです。

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